令和6年11月1日、壱百日の寒修行である日蓮宗大荒行が始まった。
今日から明年2月10日の成満まで、壱日に6回の水行と白粥を啜る読経三昧の荒行である。
令和5年2月に第初行を無事成満して、木剣を振り檀信徒の皆さんに加持祈祷を始めた。
上記の写真は昨年の11月に金城山中の霊場で撮影したものである。
本年もっと修法を極めて異の苦しみある人々を助けたい、力になりたいと再行に臨んだ。
法華経の奥義を体得して無事に修法成就の帰山奉告を待ちたい。
実は昨年11月15日から1週間の唱題修行の為、ブッダガヤに滞在した時
日蓮宗一心寺別院を参拝して片山妙晏上人にお会いした。
その時、お堂の壁に懸けられた色紙に立正大学教授の三友健容先生のお言葉があった。
それは「我是世尊使 處衆無所畏」(我は是れ世尊の使いなり 衆に處するに畏るる所なし)
これは三友先生が、インドに旅立つ片山上人に送った言葉で、法華経勧持品の偈文である。
西天開教で日本山妙法寺を主催した藤井日達上人が好んで書かれた経文とのことであった。
再行に入った本人は此の事を知らないのであるが、彼はご首題帳にも団扇太鼓にも行衣にも、
好んでこの経文を書くのである。「我是世尊使」と駆け出しの僧侶である自分に言い聞かせている。
「日蓮が慈悲広大ならば、南無妙法蓮華経は万年のほか未来までも流布るべし」報恩鈔
今、世界で一切衆生の精神ステージを揚げる為に
南無妙法蓮華経のお題目が宗教や宗派の壁を超え広まりつつある。
いわゆる組織に属さない日蓮仏教「NON SECT NITIREN BUDDHIZM」である。
それは日蓮聖人が顕した大曼荼羅御本尊の前で「NAMU MYOHO RENGE KYO」と唱えること。
クリスタルチルドレン達に、法華経とお題目の宗教を正しく弘めてくれることを願っている。
南無妙法蓮華経