今日の朝勤は譬喩品第三の偈文。
子供たちが遊んでいる火宅の様子が細かく描写される。
大きな屋敷に棲む動物や爬虫類、鳥類や鬼の類が、
弱肉強食のおぞましい争いを繰り広げている。
それはまるで、今世界中から伝わる悲惨なニュースと重なる。
我が日本も決して例外ではないようだ。
午前中、月回向のお宅に前日頼まれた当病平癒の祈願をした肌着を持参。
それから次に、家に祀る幣束と御札を準備して家屋を清める家祈祷へ。
家に地神、水神をはじめ守護の神々を呼び、悪鬼邪神を払う。
そのお宅は、特に今何か問題がある訳では無い。しかし、そのお蔭で事業も順調である。
午後は、今月の鬼子母神祭に合わせ、本堂の天符の幣束を切る。
夕勤は一の巻の序品の真読。
霊鷲山に集まった人々が、お釈迦様の説法を合掌して一心に待つ。
一日一日のすべてが繋がって行くように思える。