毎月第2日曜日は法華経の勉強会の日。
「法華経を学ぶ」という講義を住職になって20年続けている。
最初からずっと付き合って下さる方もいる。
今日から見宝塔品第十一、大地から宝塔が涌出する。
法華経説法の舞台が霊鷲山会から虚空会と移り、
多宝如来のお姿が示される前に、
娑婆世界が清められ、十方の分身諸仏が召還される。
時間と空間を超えた世界は言葉では顕わせないものである。
改めて法華経という経典のスケールの大きさに驚く。
「ええな、ええな、お上人さん。法華経はありがたいです」
多宝如来の如く、ずっとそんな風に言葉を下さるのである。