朝のお勤めで序品第一を読む。
お釈迦様が眉間の白毫から光を放ち、東方萬八千の世界を照らし出す。
そこでは無数の菩薩が仏道を修める様子が、繰り返し説かれている。
今日は松江のお宅で新盆のご法事、朝勤を済ませ午前8時にお寺を出る。
塔婆にしたためた法号は浄光院、経文には「一の浄光を放って」とある。
法要の後はご拝読した日蓮大聖人の盂蘭盆御書についてお話をし、
インドの仏教から、南伝と北伝、小乗と大乗のお話をする。
四教の蔵教にあたる小乗の教えでは、仏道の目的は個人の阿羅漢果。
円教の法華経は菩薩の教え、故にお釈迦様は最初は何も語らず
ガンジス河の砂の数ほどの菩薩たちの修行を映し出したのであろう。