2015-08-30

遠藤為盛は北面の武士として順徳上皇に仕え


承久の乱に於いて上皇の御伴をして佐渡に渡った


46歳で崩御された上皇の菩提を弔うため昼夜念仏を唱え


佐渡の人々に阿仏坊と呼ばれた…



あと1日で8月も終わり秋の準備が始まる


大聖人のご生涯を語る繰り弁を捜して布教本を開き


阿仏坊の改宗が目に留まる



「貴き経を読み、天下泰平、国土安穏を祈る身でありながら、


何故あって念仏無間、諸宗無得道と諸宗を謗るか、


ささ返答次第によっては、素首打ち抜くぞ」



刀の柄に手を掛けて大聖人ににじり寄る阿仏坊へ返した


大聖人のお言葉を声に出して読んで思わず涙がこぼれた







生涯三度まで身延山の大聖人を訪ねた阿仏坊日得上人のお墓は身延の大聖人御廟所の脇に静かにたたずんでいます
生涯三度まで身延山の大聖人を訪ねた阿仏坊日得上人のお墓は身延の大聖人御廟所の脇に静かにたたずんでいます