平成元年7月に師父刀禰義昭上人は満62歳で遷化した
当時30歳で得度し池上本門寺の随身修行生であった私は
夢であった僧侶としてインドのお寺に行くことを決断し
宗教ビザ取得のためインドの有力者と面接の機会を頂いた
ところがその日に親族から派遣お断りの書面が届き
当時池上本門寺局長の方と相談のうえインド行きを断念した
あれから30年が経過し今は龍泉寺の住職として25年
現在お寺の後継者である長男に国際布教師養成研修生として
日蓮宗宗務院からアメリカへの宗教ビザを申請中である
そして5年後には当山の住職を交代して後を託し
30年前のあの時に戻れたらと思う今日この頃である