今年は昨日12月21日に冬至に入ったようである。
今日から一日一日と陽は長くなり春の彼岸を越え6月21日が夏至である。
コロナ禍も太陽の光増長によって徐々に退散し
太陽の最も盛んな夏至には沈静化することを望むばかりである。
日蓮大聖人は弘安4年(1281)5月15日(旧暦の夏至の日)身延のご草庵で
大曼荼羅御本尊を顕され御真筆の大曼荼羅の讃文に唯一「第一之本尊也」と記されている。
この日は2度目の蒙古来襲(弘安の役)の1週間前。
法華経有縁の国でありながら謗法熾なる大日本国を救わんがため
諸天昼夜 常為法故 而衛護 大日本国
と書かれたのであろうと推察される
後世の我々の為に大聖人が魂を込めて染筆された大曼荼羅御本尊を
蒙古調伏の為の「大日本国衛護の曼荼羅」と呼び葬り去った宗門に未来はない
「爰に日蓮いかなる不思議にてや候らん。龍樹・天親等、天台・妙楽等だにも顕し給はざる大曼荼羅を、末法二百余年の比、はじめて法華弘通のはたじるしとして顕し奉るなり。是全く日蓮が自作にあらず。多宝塔中大牟尼世尊・分身の諸仏すりかたぎ(摺形木)たる本尊也。」
日女御前御返事
1、大聖人の自作ならざる大曼荼羅は加工装飾なされるべきではない
2、すりかたぎたる(摺形木)とは現代の手法では写真に他ならない