女人はおとこを財(たから)とし、おとこは女人をいのちとす。
(1 58歳 2 弘安2年 3 身延 4 1621頁)
おとこははしら(柱)のごとし、女はなかわ(桁)のごとし。
おとこは足のごとし、女人は身のごとし。
おとこは羽のごとし、女はみ(身)のごとし。
羽とみとべち〃〃になりなば、なにをもってかとぶべき。
はしらたおれなばなかわ地に堕(お)ちなん。
家におとこなければ人のたましいなきがごとし。
(1 59歳 2 弘安3年 3 身延 4 1762頁)